こんにちは、たける(@dime_time_life)です。
今回は、デリック・ローズがニューヨーク・ニックスから移籍するかもしれないという噂を紹介します。
デリック・ローズは、まるでドラマの様な波乱万丈のキャリアを送ってきた、11年目のポイントガードです。
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いまやMVPを受賞した時のような面影はありませんが、それでも非常に有能なポイントガードであることは間違いなく、司令塔としてチームを引っ張る活躍を見せています。
ローズは、ニックスが今シーズン好調な理由の1つであり、ニックスの成功における彼の役割は軽視できません。
しかしニックスでの成功にも関わらず、ローズが今季終了後に、他チームからのオファーを検討する可能性は高いです。
ニックスが「良いチーム」というのは事実ですが、「タイトルを争うチーム」と言えるのには、まだまだ程遠いです。
ローズのようなベテランが、優勝を狙えるチームに行きたいと思うのは、至極当然のことです。
実際、4年前にFAになった時も、高額なサラリーより優勝を求めているのが、下記の記事から分かります。
今夏FA権を取得するデリック・ローズ「お金ではなく勝てる環境を優先」 | NBA Japan https://t.co/5z27TQwipr
— NBA Japan (@NBAJPN) 2017年3月24日
ローズが移籍すべきチーム候補は、5つあります。それでは見ていきましょう。
1.ロサンゼルス・レイカーズ
ロサンゼルス・レイカーズは、おそらくローズにとって最も魅力的なチームです。
レイカーズにはシーズン終了後にFAになるプレイヤーが9人います。
その中には、デニス・シュルーダーやアレックス・カルーソなどのガードが含まれており、彼らが去ってしまうことになってしまった場合、レイカーズにとってもローズの獲得は素晴らしいチョイスです。
ローズはスターティングガードとして、アンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズに次ぐ、重要な役割を担うことになるかもしれません。
なぜならレイカーズは、自分でシュートをクリエイトできるサードオプションを必要としており、ローズはこの役目を完璧に果たすことができるからです。
また、レブロンのチームは、毎年NBAファイナルに出場する絶好のチャンスがあります。
併せて、レイカーズには有能なフロントがおり、近年はスーパースターの周りを質の高い選手で固めることができました。
スーパースターとエリートフロントの組み合わせは、勝つための最大の近道です。
なにより、レブロンとADとプレイすることは、ローズの決断の決め手となる十分な理由になるでしょう。
2.ゴールデンステイト・ウォリアーズ
ゴールデンステイト・ウォリアーズには、地球上で最高のバスケットボール選手の1人であるステフィン・カリーがいます。
ウォリアーズは来シーズン、クレイ・トンプソンが怪我から戻ってきますし、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズがチームの契約下にいます。
ウォリアーズが再び優勝を狙うために必要とするのは、王朝時代のアンドレ・イグダーラのような、攻守にわたり献身的なプレイができる選手です。
ローズは、イグダーラのようにディフェンスで貢献するという場面はあまりありませんが、ベンチからの非常に有能なスコアラーとして役立つことができます。
ウォリアーズは、ローズを控えのベテランとしても、またクロージングラインナップの1人として起用することもできます。
ローズにとっても、勝つために何をすべきかを知っている、レベルの高い選手達とプレイできるまたとないチャンスです。
ウォリアーズは、勝ち方を知るメンバーとプレイすることと、来シーズンのチャンピオンシップを獲得できる好機があるという、2つの点で魅力的な目的地のようです。
3.フィラデルフィア・76ers
フィラデルフィア・76ersは、今シーズンのMVP候補であるジョエル・エンビード、そしてベン・シモンズとトバイアス・ハリスという2人の優秀なオールスターが所属しています。
シクサーズにはリーグでも屈指のディフェンスがあり、それこそが76ersをイースタンカンファレンスの第1シードまで押し上げた要因でもあります。
しかしオフェンスに関しては、ディフェンスほど脅威的ではなく、チームの平均得点もリーグ15位(113.4点)と平凡なものとなっています。
ローズは、ペリメータークリエーター、そしてまずまずのフロアスペーサー(今シーズン3P成功率:38.8%)であるため、76ersのオフェンス力の底上げにつながります。
役割としては、ベンチからの流れを変える起爆剤だったり、インスタントスコアラーとして活躍が期待できるでしょう。
プレーオフでは、相手ディフェンスがより一層厳しくなるため、自分でショットをクリエイトできるプレーヤーの重要性が高まります。
また、シモンズがベンチにいる間は司令塔としてプレイメイクすることも、6thマンとしてベンチユニットを率いることもできます。
近い将来、いくつかチャンピオンシップを争う可能性のある76ersへの加入は、素晴らしい補強となるでしょう。
4.ロサンゼルス・クリッパーズ
ロサンゼルス・クリッパーズも、これから毎年NBAタイトルにチャレンジできる可能性があるチームです。
これはカワイ・レナードが今シーズン以降も残留すると仮定したならばという話ですが、そうなった場合、クリッパーズは引き続き優勝を争うチームになります。
ローズはクリッパーズにとって、レナードとポール・ジョージのに続く堅実なサードオプション、クラッチタイムで活躍できるショットメーカーとなれます。
クリッパーズでは、6thマンになる可能性がありますが、2人のスーパースターと共にプレーするため、ディフェンスでの注意が今までほどローズに向けられることがなく、素晴らしいアベレージを残す可能性があります。
ローズはベンチからのスコアラーとして大きく貢献することができ、おそらく彼は過去に在籍していたルー・ウィリアムズと同様の役割を果たすことができるでしょう。
クリッパーズは、将来のプレーオフで、大事な局面を迎えた時や、流れを変えたい時に起用できるベンチスコアラーを必要としています。
ローズはクリッパーズにとって、完璧な補強になるでしょう。
5.ダラス・マーベリックス
過去にダラス・マーベリックスは、ルカ・ドンチッチと組ませるもう一人のボールハンドラーを探していると噂されていました。
そのニーズに完全に適しているプレイヤーは、ローズだと言えるでしょう。
ローズは、まだ有能なショットクリエーター兼プレイメーカーであり、ドンチッチの隣でプレイする、優秀なスコアラーとして活躍できます。
ドンチッチはリーグで最も有望なスーパースターの1人であり、彼と一緒にプレーすることで、近い未来、チャンピオンシップで勝てる見込みが大きくなります。
またマブスは、ローズをスターティングポイントガードとして起用し、より長い時間プレイさせる可能性があります。
ローズはここ数年ではベンチスタートがほとんどでした。
ローズに他の選手よりも大きな役割を提供し、そして、おそらく彼はシックスマンとして起用するよりもいいプレイを見せてくれるでしょう。
まとめ
ローズが移籍するべき、5チームを見ていきました。
ローズの移籍の目的としては、①優勝、②プレイ時間、③お金 だと思われます。
以上を踏まえると、レイカーズの一択なのかなと。
僕が考える、メリットとデメリットは以下の通り。
メリット
①なによりレブロンとADがいる。
②レブロンがいるチームは常に優勝候補となるし、実際に昨シーズン優勝している。
③キャブス時代にレブロンと一緒にプレイしているので、相性の問題もなし。
④シュルーダーが仮に移籍したとなれば、スタメンとしてプレイできる。
デメリット
①レブロンの衰え。
②9人もFAがいるため、チーム力の低下が懸念される。
メリットとデメリットを照らし合わせてみても、レイカーズ移籍がローズにとって、最も良い選択肢だと思います。
次点はシクサーズです。
今シーズンはイースト第1シードを獲得し、優勝候補へと成長しました。
ディフェンスと比べて平凡なオフェンスも、ローズが加入することで改善されていくことでしょう。
日本でも未だ根強い人気を誇るデリック・ローズ。
ローズにはぜひ優勝してもらって(できればローズの活躍で)、今までの苦労が報われてほしいと切実に願います。
以上、デリック・ローズに関する移籍の噂についての紹介でした。
今回も最後まで、読んでいただきありがとうございます。
このトレードには賛成!とか、自分だったらこの選手を取る!など、意見がもしありましたら、ぜひぜひコメント欄にてお聞かせください。
それでは。
参考記事
NBA Rumors: Top 5 Best Destinations For Derrick Rose This Summer - Fadeaway World