どうも、たける(@dime_time_life)です。
今回は「FADEAWAY WORLD」より、ボストン・セルティックスのデマー・デローザン獲得の噂についての記事がありましたので、詳細を追っていきたいと思います。
参考元
fadeawayworld.net
どのようにしてデローザンを獲得するのか?
デローザンとセルティックスの相性はどうなのか?
それでは早速、見ていきましょう。
セルティックスの現状
今シーズンのセルティックスは、シーズン前の期待とは裏腹に、一貫性のないチームでした。
昨シーズンはイースト第3シードで、カンファレンスファイナルまで到達し、ファイナルまであとわずかという所まで進むことができました。
しかし今季はその面影もなく第7シードに収まり、プレイイントーナメントからプレイオフ本戦を目指す形となってしまいました。
プレイオフではなにが起こるかまだ分かりません。
しかしレギュラーシーズンが勝率50.0%に終わってしまったロスターを改変するため、オフシーズンではなにかかしらの動き、つまり新たなスターの獲得を試みようとするはずです。
デローザンってどんな選手?
デマー・デローザンについても簡単に触れておきましょう。
サンアントニオ・スパーズ所属のガード/フォワード。
現在31歳、体格は、198.1cm / 99.8kg。
今シーズンは、平均21.6得点、4.2リバウンド、6.9アシスト、FG成功率49.5%。
1対1が得意で、ミドルレンジからのジャンプシュートや、ドライブや巧みなフットワークを生かしたペイントエリアからの得点に長けています。
逆に3Pをほとんど打ちません。(今シーズンの1試合平均試投数1.2)
実に約90%のシュートが、3Pラインの内側から放たれています。
またスパーズに移籍してからは、プレイメーカーとしても成長。
ラプターズ在籍時は9シーズンで平均3.0アシストでしたが、スパーズでの3シーズンでは平均6.2アシストと倍増しています。
最近のNBAの流れとは逆を行くデローザンですが、1対1が強く、そのうえパスが上手いので、相手からすると非常に守りにくいプレイヤーだと言えます。
トレード案
それでは、トレード案を見てみましょう。
◆セルティックス獲得
デマー・デローザン(サインアンドトレード)
◆スパーズ獲得
マーカス・スマート
アーロン・ネスミス
将来の2巡目指名権
デローザンはシーズン終了後に、制限なしFAとなります
しかしスパーズとしては、いくつか見返りを求めるため、サインアンドトレードを提案すると思われます。
仮にサインアンドトレードだとしても、セルティックスに問題はないでしょう。
デローザンは、ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンという、2人の若いオールスターとプレイできるため、セルティックスに移籍を希望する可能性は大いにあります。
スパーズは見返りとして、マーカス・スマートを獲得します。
スマートはリーグのトップ5のペリメーターディフェンダーであり、スパーズのディフェンス・アイデンティティに完全に合致します。
スマートとデジャンテ・マレーのバックコートは、リーグ随一のディフェンスで、相手のガード陣をシャットアウトするでしょう。
さらにグレッグ・ポポビッチによって、スマートの好不調の激しいオフェンスを、一貫性のあるものへ矯正できる可能性があります。
アーロン・ネスミスと将来の2巡目指名権は、ほぼほぼ取引が成立するための数合わせですが、スパーズにはネスミスを有能なシューターとして育てる環境があります。
セルティックスはどうなる
デローザンの加入は、セルティックスにとって有益なものになるでしょう。
毎試合20得点以上を挙げるスコアラーながら、非常に優秀なプレイメーカーです。
このスキルを存分に生かすことができれば、76ersやネッツ、バックスのような強豪とも張り合え、イーストのトップを狙うことができます。
セルティックスには、ジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、ケンバ・ウォーカーという、3人のグッドスコアラーがいます。
スコアラー達にイージーシュートを打たせるためには、アシストを出せるプレイメーカーが必要となり、その役割をデローザンが担うことになります。
テイタムとブラウンはどちらも才能豊かなスコアラーですが、優れたパサーだという人は多くはないでしょう。
ケンバもシュートファーストのガードだと認識されており、今季の1試合平均アシストは4.9とデローザンよりも低い数字です(システムの違いはありますが)。
デローザンは、チームをファシリテーターとしてまとめあげ、さらにケンバのオフェンスの負担を軽減させるでしょう。
純粋なポイントガードではありませんが、知っての通り、レブロン・ジェームズやベン・シモンズのようなフォワードが、ポイントガードの役割を果たし、成功を収めています。
デローザンはオフェンスを牽引する司令塔となり、スコアラーを助けながら、セルティックスのオフェンスを新たな高みに引き上げることでしょう。
まとめ
セルティックスのデローザン獲得の噂、すごく良さそうです。
特にオフェンス面が格段にパワーアップするでしょう。
ケンバ、デローザン、ブラウン、テイタムというメンバーはもはやスーパーチームと呼んでもいいレベルだと僕は思います。
しかし、それが本当に得策なのでしょうか。
下の表は、セルティックスのディフェンシブチームスタッツの比較です。
2019-20 | 2020-21 | |
---|---|---|
DEFRTG | 106.5 | 112.5 |
被2PFG% | 50.8 | 52.4 |
被3PFG% | 34.0 | 37.4 |
被FG% | 44.1 | 46.4 |
失点 | 107.3 | 111.2 |
※DEFRTG:ディフェンシブレーティング
ご覧の通り、昨シーズンより明らかに悪化しており、改善すべき点はオフェンスより、むしろディフェンスだということが分かります。
デローザンはディフェンスが得意な選手とは言えず、この悪化した数字の改善にはあまり貢献できないでしょう。
僕的に狙うべきだと思う選手は2人います。
ハリソン・バーンズ、もしくはマイルズ・ターナーです
セルティックスはゴードン・ヘイワードのトレードで獲得した、「トレード・エクセプション」が残っており、それを使用すればサラリーが釣り合わなくとも、トレードが実行できます。
どちらの選手も、トリスタン・トンプソン、ロミオ・ラングフォード、将来の2巡目指名権 × 2 のセットで獲得できます。
以前バーンズもターナーも、トレードの噂はあってので、セルティックスがオフに獲得を狙う可能性は十分にあると思われます。
いずれにせよ、今夏セルティックスは確実に補強に動くはずなので、注目してみましょう。
以上、セルティックスのデマー・デローザン獲得の噂についての紹介でした。
今回も最後まで、読んでいただきありがとうございます。
このトレードには賛成!とか、自分だったらこの選手を取る!など意見がもしありましたら、ぜひぜひコメント欄にてお聞かせください。
それでは。