どうも、たける(@dime_time_life)です。
今回は「FADEAWAY WORLD」と「NBA ANALYSIS NETWORK」より、ボストン・セルティックスのデイミアン・リラード獲得についての記事がありましたので、詳細を追っていきたいと思います。
題して、セルティックスがデイミアン・リラードを獲得できる2つの方法です。
それでは見ていきましょう。
参考記事
NBA Rumors: The Only Way The Boston Celtics Can Land Damian Lillard - Fadeaway World / NBA Rumors: This Blazers-Celtics trade lands Damian Lillard in Boston
セルティックスは変化を求める
おそらくセルティックスは、今シーズン予想外の不調に陥ったためオフに大きな変化を試みることでしょう。
まずフロントに変化がありました。
ネッツに1勝4敗とされプレイオフ敗退が決まった翌日に、ダニー・エインジが引退し、HCであるブラッド・スティーブンスが球団社長に就任したと発表。
今後はスティーブンスの色を全面に出したチームへと変わっていくでしょう。
そしてチームの主力である、ケンバ・ウォーカーやマーカス・スマートが移籍するのではないかという噂が出てきています。
Kemba Walker and Celtics are likely to end their relationship this offseason, per B/R’s @Farbod_E
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2021年6月9日
Danny Ainge tried to trade Kemba last year for Jrue Holiday
More 👉 https://t.co/xWGqnvrFWj pic.twitter.com/5j4yZObtUO
マーカス・スマートはこのオフシーズンにトレードされる可能性がある。
— たける (@dime_time_life) 2021年6月11日
セルティックスは昨シーズンからトレードを検討していたが納得できるリターンを得られないため実行しなかったと言われています。
ケンバも放出の噂あるし、オフはセンターよりPGの補強が最優先かも。https://t.co/1EzgfFxiWA
この2人が抜けた場合、ポイントガードの補強は必須事項となるでしょう。
そこで絶好のターゲットとなっているのが、いま移籍の話題で注目されているデイミアン・リラードです。
現在さまざまなチームがリラードを狙っているとされており、セルティックスも例に漏れず獲得を目指すだろうとされます。
※なぜリラードが移籍の話題になってるのか気になる方はぜひ前のブログをご覧ください。
dime-time-life.com
セルティックスがリラードを獲得するにはどのようなトレードパッケージをまとめればいいのか、2つのトレード案があったので次で紹介します。
リラードを獲得する2つの方法
セルティックスがリラードを獲得できる方法は2つあるとされています。
方法① 即戦力のオールスターをトレード
まず一つ目は、ブレイザーズが即戦力を求めた場合です。
これは「スーパースターを放出するからチームを再建をしよう」ということはせず、ブレイザーズがそのまま戦力を落とさずにチームを再構築したいと判断した際に考えられるシナリオです。
◆セルティックス獲得
デイミアン・リラード
◆トレイルブレイザーズ獲得
ジェイレン・ブラウン
マーカス・スマート
2021年の1巡目指名権
2023年の1巡目指名権
このトレードの目玉はジェイレン・ブラウンです。
今シーズン平均24.7得点・6.0リバウンドを達成し、4年目にしてキャリア初のオールスターで選出されました。
オフェンスだけでなくディフェンスも得意としており、非常に優秀な2wayプレイヤーに今後成長していくと思われます。
ブラウンというオールスターを獲得することで、ブレイザーズは時間をかけることなく再びプレイオフ進出を狙えるチームを作ることができます。
マーカス・スマートもこのトレードに含まれる可能性があります。
スマートはガードの中で最高のペリメーターディフェンダーであると同時に、プレイメイキングもかなり堅実です。
リラードの移籍後、おそらくスマートがスターティングポイントガードのポジションに入るでしょう。
そして2つのドラフト1巡目指名権は、そのまま使用することもできますし、後のトレード資産になる可能性があります。
セルティックスは30歳のスーパースターのために、将来有望なオールスタープレーヤーと優れたディフェンシブガードを失うことになりますが、リラード獲得はそのリスクを払う価値が十分にあります。
リラードのオフェンス力とジェイソン・テイタムのオフェンス力を組み合わせると、両方の攻撃負荷が小さくなり、より効果的に得点することができます。
この2人のプレーヤーがゲーム終盤にいることは、プレーオフでセルティックスの大きな助けとなることでしょう。
リラードは、驚異的なスコアリングと他のメンバーを高める優れたプレイメイクで、セルティックスのオフェンスをより強力なものにするでしょう。
リラードがプレイメイクすることにより、ジェイソン・テイタムをプレイメイクから解放し、テイタムが得意とするスコアリングに専念することができます。
方法② 将来性を優先させる
二つ目は、将来性のある資産を求めた場合です。
ブレイザーズが1からの再建を望み、若手やドラフト指名権を求めた際には、このトレード案も求めるかもしれません。
◆セルティックス獲得
デイミアン・リラード
◆トレイルブレイザーズ獲得
ケンバ・ウォーカー
アーロン・ネスミス
ロバート・ウィリアムスIII世
ロメオ・ラングフォード
2021年の1巡目指名権
2022年の1巡目指名権のスワップ権
2023年の1巡目指名権
2024年の1巡目指名権のスワップ権
2025年の1巡目指名権
ブレイザーズは1人のベテラン、3人の若手、5つの指名権を見返りとして受け取ります。
このトレードのポイントはケンバ・ウォーカーです。
ケンバはあと最長2年で契約が切れます(2022-23まで、最終年はプレイヤーオプション)。
それまでプレイさせてもいいし、それで以前のように活躍し評価が高くなればトレードして、新しく有望な選手を獲得することができます。
逆にもし評価が下がれば2年キープし、契約終了後そのままサラリーに空きができるのでFAとの契約に柔軟性を持たせることが可能です。
現在ケンバは、NBA幹部の間ではマイナスの資産として認識されていますが、ベテランとして若手のメンターや技術指導などプレイ面以外での貢献も期待できるでしょう。
またアーロン・ネスミス、ロバート・ウィリアムスIII世、ロメオ・ラングフォードの3人は、セルティックスでも短時間ではあるがポテンシャルを見せており、再建中のチームである程度出場時間が増加すれば、さらなる活躍が見込めるだろう。
そして5つのドラフト指名権は、ブレイザーズの再建の手助けに確実に役立ちます。
セルティックスとしては、チームのコアであるテイタムとブラウンを放出せずにリラードのようなスーパースターを迎え入れることができます。
このビッグ3が率いるセルティックスは、ネッツ、76ers、バックスといったイーストの強豪と互角に渡り合うことができるでしょう。
ただサラリーキャップの半分以上をこの3人で占めてしまうので、周りのサポーティングキャストをどうするかが課題となります。
まとめ:リラード獲得への道は険しい
2つのトレード案を見ていきました。
セルティックスとしては、ケンバも放出できて、さらにブラウンも残すことができる方法②のほうを望むことでしょう。
ただ僕個人の考えとしては、セルティックスのリラード獲得は現実的ではないと感じます。
もしリラードを移籍させる場合、おそらくブレイザーズはリラードがチャンピオンになりたいという思いを考慮し、優勝に近いチームへのトレードを試みるはずです。
むしろそれが交渉相手を決める最大のポイントになるだろうと思います。
それがチームの大黒柱として、リーダーとして、スーパースターとして活躍したリラードへの恩義でもありリスペクトであるからです。
そうなるとセルティックスへの移籍はリラードの希望先となるのかという疑問が出てきます。
もちろんリラードのような超優秀な選手を獲得できるチャンスは滅多にないので、全力で行くべきだとは思います。
だけどブレイザーズの思惑やトレードでの見返りなどの様々な要素を考えても、セルティックスはトレード候補にはならないんじゃないかと個人的には思っています。
ですのでボストンにリラードを連れてくるのは、非常に険しい道のりになると思われます。
セルティックスとしては30歳のリラードより、もう少し若い有望な選手を獲得するほうが長い目で見て有益になりそうな気もしました。
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以上、ボストン・セルティックスのデイミアン・リラード獲得の噂についての紹介でした。
今回も最後まで、読んでいただきありがとうございます。
このトレードには賛成!とか、自分だったらこの選手を取る!など意見がもしありましたら、ぜひぜひコメント欄にてお聞かせください。
それでは。